借金で悩んでいる人にとって、借金を減らせる方法はすぐにでも知りたいものでしょう。
 
 
毎月コツコツ支払っているもののゴールが見えない。多重債務になっているので毎月の返済が厳しい。支払の内訳を見たら利息ばかり支払っていて元本が全然減っていないので打ちひしがれている…。
 
 
借金の問題は経済的な負担から精神的なダメージにまで発展する点ですが、債務整理を行えば借金の問題を解決出来るかもしれません。ですが債務整理も様々です。

 

債務整理もいくつか方法がありますのでそれらを掘り下げてみるとしましょう。

 

 

自己破産
 
何より有名な方法かと思いますが、自己破産も大きなカテゴリーは債務整理です。自己破産は借金が帳消しになると勘違いしている人もいるのですが、帳消しではなく、厳密にいえば「お手上げ」と考えた方が良いでしょう。

 
自己破産を行うと、自宅のお金になりそうなものは大抵差し押さえられます。債権者に少しでもお金を返すべく、お金になりそうな物は管財人に没収されます。

 

 

借金だけが減るという安易な気持ちで自己破産を行う人が増えているのですが、お金になりそうな財産は没収されますし預金通帳も差し押さえられます。

 
借金そのものはなくなりますが、同時に自分の自由も失う可能性が高いです。

 

 

事業に失敗し、とても返済出来るような額ではない借金を背負うことになってしまったのであれば自己破産も検討すべきですが、こちらは文字通り最終手段として考えるべきでしょう。

 

 

過払い請求
 
過払い請求は出来るのであれば行っておいた方が良いのですが、過払い返金は消費者金融で取引があるからといって必ずしも出来るものではありません。
 
過払い請求は払い過ぎていた利息を返してもらうものです。かつて消費者金融など金融機関は金利の上限が貸金法の上限であるおよそ20%ではなく、出資法の上限である29.97%でお金を貸していました。

 

 

当時から個人への融資は出資法なのか貸金法なのかで議論がなされており、20%以上の金利はいわばグレーゾーンとして長らく放置状態にありました。

 
ですが2006年、この金利はおかしいということで訴訟を起こした原告が現れたのです。結果、原告は勝利。

 

 

 

裁判所は出資法での融資は違法としただけではなく、それまで出資法でお金を貸して得た利息は返済するよう判決を下したのです。この判決後、金融機関は金利を法定金利へと下げました。

 

 

つまり、過払い返済が出来るのは過払い返還訴訟が行われる以前にお金を借りていた人になりますので、もはや少数派でしょう。

 
更に過払い返還は返ってくるお金で借金を相殺出来るか、あるいは元々既に完済しているのであればメリットしかありませんが、返済されたお金で借金を相殺出来ない場合、任意整理へと手続きが進みます。
 
 
いわばブラックリストに名前が掲載されてしまいますので注意しましょう。
 
過払いだけを返済してもらいたい。でも任意整理はしたくない。これは残念ながら出来ないのです。

 

 

任意整理

 
任意整理は過払い返還のように過払いがなければ出来ないのではなく、誰でも出来ます。任意整理の手続きを行うと、返済するお金は元本のみになります。
 
利息部分の負担がなくなりますので、完済のゴールも見えやすくなるのですがこちらもブラックリストに掲載されてしまいます。

 

 

それでも利息分は返済する必要がなくなりますので身軽にはなりますし、ゴールも見据えられるので精神的にも楽になるでしょう。

 

個人再生
個人再生は裁判所が減額を判断するものです。

 

 

上で紹介した様々な方法はお金を貸した債権者とお金を借りた個人での話し合いです。間に弁護士なり司法書士が入り、「穏便に済ませましょう」というものですが、個人再生の場合、間に入るのは裁判所になります。
 
 
個人再生が認められるか否かは裁判所が判断します。そのため、任意整理や過払い請求よりもハードルは高いのですが、債務を圧縮出来ますので借金返済のゴールも見えやすくなるでしょう。

 

 

一方ではブラックリストに掲載されてしまうデメリットや、裁判所の判断になりますので国が発行する官報に住所氏名が記載されてしまいます。

 

どの方法が一番借金を減らせるのか
 
どの方法が良いのかは借金の状況次第ですが、「誰でも出来る」という点では任意整理です。個人再生の場合、それ相応の収入がなければ裁判所は認めてくれません。過払い返還は悪いものではないのですが、そもそも過払いがなければ返してもらうお金もありません。
 
 
自己破産はそれまでの自分の生活の維持が困難になりますので、借金返済の重荷がなくなると共に、自由な生活をも損ねてしまいます。
 
 
一方、任意整理であれば差し押さえされるような物もなく、借金を減らせます。それなりに定期的な収入がある場合、任意整理が一番効果的です。